苗場山
「日本百名山」「花の百名山」に選ばれ、約4キロメートル四方の広く平坦な頂上と、そこに広がる湿原が魅力の山です。苗場の名は、池塘(ちとう:湿原の泥炭地にある池沼)の中に群生するミヤマホタルイが田んぼに植えた苗のように見えることからつけられたと言われています。

概要
- 登山適期:6月初旬から11月初旬
- 歩行時間:約8時間10分(祓川コース)、12時間40分(赤湯ルート)
- 難易度:中級者向け(祓川コースは日帰り、赤湯ルートは1泊2日)
- 花:ヒメシャクナゲ(7月初旬)、キンコウカ(8月初旬)
見所1「広大な湿原」
苗場山の頂上には、周囲4キロメートル四方にわたって大小数百の池塘が広がる高層湿原があります。6月下旬、雪の消えたところからチングルマやイワカガミが咲きはじめ、7月初旬にはピンクのヒメシャクナゲが、夏にはワタスゲやキンコウカが、そして9月下旬になると紅葉で彩られます。また、山頂に山小屋があるので、1泊すれば満点の星空を望むことができます。
見所2「高山植物」
中ノ芝から苗場山のお花畑までのコース上には、6月初旬にアズマシャクナゲとシラネアオイが群生するのをはじめ、200種類ほどの高山植物が見られます。
見所3「頂上からの眺望」
苗場山山頂からの眺めはとても雄大です。広大な台地状の山頂からは、谷川連峰をはじめ、浅間山や遠く北アルプスの山々が望め、神楽ヶ峰の先には日本海に浮かぶ佐渡島、そして妙高山の先には能登半島を見ることができます。
見所4「赤湯」
苗場山からの下山には、昌次新道を経て赤湯までたっぷり歩くコースもあります。秘湯として知られる赤湯は、その名の通り赤褐色をした湯が特徴で、ランプの宿として親しまれている山口館があります。清津川の河原に露天風呂があり、山歩きの汗を流す登山者で賑わっています。

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更新日:2023年01月05日