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更新日:2025年01月27日

年頭のごあいさつ

明けましておめでとうございます。
令和7年の年頭にあたり、町民の皆さまへ謹んで新年のお慶びを申し上げます。皆さま方におかれましては、日頃から町政運営に対し、温かいご理解とご協力を賜り、厚く御礼を申し上げます。
昨年を振り返りますと、やはり1月1日に発生した能登半島地震が思い出されます。それに追い打ちをかけるように9月には豪雨被害もありました。同じ年の同じ地域で災害が重なったことには、本当に心が痛みました。被災された方々には改めて心よりお見舞い申し上げるとともに、一刻も早い復興を祈るばかりです。
さて、今年は昭和にすると100年、先の大戦の終結から80年、湯沢町の町政70年、越後湯沢駅開業100年といろいろな節目の年となります。
先の大戦では全世界で、そしてわが国でも多くの犠牲が払われました。そうした尊い犠牲の上に、私たちが享受する平和と繁栄があることを忘れてはならないはずなのに、21世紀の現代にあっても、世界で戦火が止むことはありません。
一方、戦後の日本は1950年代半ばから1970年代前半にかけて世界を驚かせるスピードで高度経済成長を成し遂げました。この期間の実質経済成長率は、年平均で10%前後を記録したそうです。今では信じられない経済成長であったことに改めて感心します。その後も順調に経済が成長した日本は、昭和の終わりから平成の初めにかけて空前のバブル景気に沸きましたが、バブル景気崩壊以降の長い低成長の時代を表すいわゆる「失われた30年」は、ともすれば40年になりかねない状況です。
そうした中、町政70周年を迎える湯沢町では、12月の中旬からの安定した降雪で、町内スキー場の多くが予定どおりオープンすることができました。いわゆるコロナ禍からの回復を経て2シーズン目となる今冬は、昨シーズンにも増して外国人来訪者が増加し、スキー場や宿泊施設、飲食店を賑わせているとお聞きしています。観光立町としては嬉しい限りですが、一方で日本人観光客の動きは鈍いようです。その背景には、物価は上がっているのに所得が上がらない日本の経済状況が考えられます。少しでも早く物価上昇に所得が追いつくことを願うばかりです。
しかし、どのような経済状況にあっても、魅力ある観光地として今後も発展していくためには、観光資源の磨き上げと、さらなる魅力の創造に不断の努力が求められます。そのためには町民の皆さま、観光事業者の皆さまと町とが同じ目線をもって連携していくことが重要です。皆さまには町の観光振興につきまして、今後ともご理解とご支援をお願いいたします。
今年は「巳年」です。「巳」はすなわち「蛇」ですが、十二支の中でも金運を上げる縁起の良い生き物とされています。記念すべき町政70周年を迎える湯沢町にとって、本年が巳年の蛇の縁起にあやかって経済が上向き、素晴らしい一年になりますよう心から祈念し、年頭のごあいさつといたします。

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