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更新日:2024年01月29日

年頭のごあいさつ

明けましておめでとうございます。令和6年の年頭にあたり、町民の皆さまへ謹んで新年のお慶びを申し上げますとともに、日頃から町政運営に対し、温かいご理解とご協力を賜りますことに厚く御礼を申し上げます。
「年のはじめの例(ためし)とて」で始まる童謡「一月一日」は、明治時代に作られました。この頃はまだ、生まれた時が1歳で大晦日から正月「一月一日」にかけて全員が年を重ねるという「数え年」の風習が残っていました。満年齢に統一されたのはそれほど昔ではなく、昭和時代になってからと言われます。「一月一日」は、かつて国民みんなの誕生日で、みんなでお祝いする日でありましたが、「数え年」の風習がなくなった今もお祝いする気持ちに変わりはありません。
そんな心穏やかに楽しくお祝いすべき日である「一月一日」に、「能登半島地震」が発生してしまいました。湯沢町でも震度4の揺れを記録しましたが、幸い目立った被害はありませんでした。一方で、震源に近い地域では激しい揺れにより家屋が倒壊するなどして多くの犠牲者が出ているほか、新潟市内でも液状化現象による被害が発生しています。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、被災された皆さまに心からお見舞い申し上げるとともに、一日も早く復興することを願うばかりです。湯沢町としても、職員の派遣を含めできる限りの支援を行う所存です。
さて、昨年を振り返りますと、5月に新型コロナウイルス感染症の感染症法上の分類が5類に引き下げられ行動制限がなくなったことから、観光客の入込がコロナ以前の約8割まで回復しました。この年末から年始にかけても多くのお客様が湯沢町を訪れ、特に外国人のお客様が昨年よりも増加しているという喜ばしいお話をお聞きしています。雪が少ないことや、地震による影響が懸念されますが、今後も多くのお客様が来訪され、湯沢町の観光を楽しんでいただきたいものです。
一方、今年は「2024年問題」が大きな課題となりそうです。これは、本年4月から運送業やバス・タクシー業界に対し「時間外労働の上限規制」が適用され、全国的に運転手が不足することが懸念される問題です。現在湯沢町では、町民と観光客の双方にとって利便性が高まることを目指した公共交通の再編に取り組んでいますが、「2024年問題」への対応を含め、この取組の重要度がさらに高まっていると考えています。公共交通の再編を成し遂げるためには、既成の考え方にとらわれない新たな仕組みづくりが必要です。そのためには運行事業者だけでなく観光関係事業者の皆さまや町民の皆さまのご協力が重要となります。今後の町の取組へのご理解とご支援をお願いいたします。
今年の干支「辰」すなわち「龍」は、十二支の中で唯一架空の生物ですが古来中国から隆盛の象徴とされてきました。本年の湯沢町の経済が昇り龍のごとく上向き、皆さまにとって素晴らしい一年となりますことをご祈念申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。

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