第16回越後湯沢全国童画展入賞・入選作品

更新日:2020年02月28日

第16回越後湯沢全国童画展入賞・入選作品 (平成24年)

  • 応募総数204点
  • 大賞1点、最優秀賞1点、優秀賞1点、奨励賞3点、佳作5点、入選40点、計51点

川上四郎記念大賞・最優秀賞・優秀賞

川上四郎記念大賞「龍華の雅」石井佳代子(愛知県)

川上四郎記念大賞「龍華の雅」石井佳代子(愛知県)

最優秀賞「海に願いを-夢」小向得ちのぶ(兵庫県)

最優秀賞「海に願いを-夢」小向得ちのぶ(兵庫県)

優秀賞「街中にて」岡田豊子(福岡県)

優秀賞「街中にて」岡田豊子(福岡県)

審査委員選評

小野 かおる(絵本作家・東京造形大学名誉教授)

大賞「龍華の雅」

何と華々しい絵だろうか、数十年前には考えられないようないきおいがある。いつもこの力があってほしいとは思わないが、この力で描いていってほしい。

最優秀賞「海に願いを-夢」

静かな美しさがある。落ちついた風情、この絵がどう進むのか、たのしみである。

優秀賞「街中にて」

駅前であろうか、夜半の静かさの中に大勢の人がいる。ブルーの影の人々。帰宅時なのだろう。実在と夢とが混在している。ざわざわしているのに、見る人を落付かせる絵である。

豊口 協(長岡造形大学理事長)

今年の応募作品から、どんな作者のメッセージが聞えてくるだろうか。たった一年の時の流れだが、いくつかの大きな社会的変動が時代を反映し、そこに生きる作家として生きざまが見えてくる。

地球の歴史を通して、災害は人災と天災とに分かれる。天災は自然の力が治癒してくれるが、人災はそうは永遠に私達の前から姿を消さない。

今年の作品には、地球への愛、人類を通してあらゆる生命体に対するやさしくいとおしいメッセージが感じられた。

大賞の「龍華の雅」が語るように、それは絶対的であり奥が深い。

最優秀賞の「海に願いを-夢」、そのコンセプトに書かれているように地球の命は海にあることへの限りない期待と愛。

優秀賞の「街中にて」、人と人との触れあいと生きている人と都市との明るい未来。どの作品からも安心・安全、そして心と心の絆の美しい未来がイメージされる。

絵は最高の言葉であることに人々は感動する。文字や言語で伝えるよりも、はるかに大きなメッセージを伝えてくれる。

今年は、この三人の作品に感謝すると共に、これからの活躍を期待して止まない。

村山 陽(挿し絵画家)

昨年に比べて出品者全体が画面に対峙する姿勢が、じっくりと心を紡ぎながら描き込んでいるように感じられた。ただ残念なことに写真をみて、そのまま描く人もあり、存在感とか動物、人体のあり方が描かれていないものもあった。

大賞「龍華の雅」石井氏はパンチがあり、緻密さがコントロールされていて、赤の差異が地色の暗緑色によってきわだっている。細部の流れる構成がリズムをかなでて舞い上がる。画面の豊かさが圧倒してくる。

最優秀賞「海に願いを-夢」小向得氏、全体のやわらかさが暖色で少しずつの差異で部厚い奥行きを表現している。静かな音楽をかなでているよう。

優秀賞「街中にて」岡田氏 街中の人々の群れはいずこに入り、いずこに去っていくのか。どんな明りを求めていくのか? これらのさざめきは各々の人達の住み家へと消えていく。この入り口、出口の光がいくらか各々の色味をわずかずつ含めてみたらという想像が湧いてきた。

奨励賞

「ピカー.ゴロゴロ(雷様の大合奏)」山本敦子(新潟県新潟市)

「ピカー.ゴロゴロ(雷様の大合奏)」山本敦子(新潟県新潟市)

「雨やどりもしくは泣きたい気持ち」井出三太(東京都)

「雨やどりもしくは泣きたい気持ち」井出三太(東京都)

「ふくしまのわらべ、がんばれ!」柳沼ひろこ(福島県)

「ふくしまのわらべ、がんばれ!」柳沼ひろこ(福島県)

佳作

「雲になる」花巻庄司(青森県)

「雲になる」花巻庄司(青森県)

「ピエロおじさん 2」斉藤妃早子(新潟県燕市)

「ピエロおじさん 2」斉藤妃早子(新潟県燕市)

「太陽と月の搭」田中陽子(愛知県)

「太陽と月の搭」田中陽子(愛知県)

「森の中」高橋一彦(新潟県小千谷市)

「森の中」高橋一彦(新潟県小千谷市)

「ジャンボかぼちゃ祭り」吉浦豊久(富山県)

「ジャンボかぼちゃ祭り」吉浦豊久(富山県)

入選

「紙芝居『ででんでんでん』」平井辰夫(愛媛県)

「紙芝居『ででんでんでん』」平井辰夫(愛媛県)

「にらめっこ」大塚義文(長野県)

「にらめっこ」大塚義文(長野県)

「配線」大澤勝弘,(愛知県)

「配線」大澤勝弘,(愛知県)

「おなかすいたよ~。」平井理佐子(奈良県)

「おなかすいたよ~。」平井理佐子(奈良県)

「光の中で」薬本武則(千葉県)

「光の中で」薬本武則(千葉県)

「なかよし」久米幹晴(愛知県)

「なかよし」久米幹晴(愛知県)

「たんけん」二代目喜一郎(大阪府)

「たんけん」二代目喜一郎(大阪府)

「森のかたりべ」長野伊津子(岡山県)

「森のかたりべ」長野伊津子(岡山県)

「緑風の家」有賀忍(東京都)

「緑風の家」有賀忍(東京都)

「さんぽみち」田中ゆかり(東京都)

「さんぽみち」田中ゆかり(東京都)

「味噌玉」割田京子(新潟県南魚沼市)

「味噌玉」割田京子(新潟県南魚沼市)

「なつかしなぁ。ほんまやねぇ。」尾白かおる(兵庫県)

「なつかしなぁ。ほんまやねぇ。」尾白かおる(兵庫県)

「Dream Island(夢の島)」若山知代(東京都)

「Dream Island(夢の島)」若山知代(東京都)

「すてきなぼうし」しみずはつよ(神奈川県)

「すてきなぼうし」しみずはつよ(神奈川県)

「犬を飼っていない家の子のカンロク」関秀明(長野県)

「犬を飼っていない家の子のカンロク」関秀明(長野県)

「遠くにいる君よ」藤原友美(埼玉県)

「遠くにいる君よ」藤原友美(埼玉県)

「昇竜にのって,」内山泰介(新潟県三条市)

「昇竜にのって,」内山泰介(新潟県三条市)

「節電日和」石橋城呉(埼玉県)

「節電日和」石橋城呉(埼玉県)

「ヒルネゴト,」永井等(神奈川県)

「ヒルネゴト,」永井等(神奈川県)

「大きな栗の木の下で~?」吉井康朗(奈良県)

「大きな栗の木の下で~?」吉井康朗(奈良県)

「家」佐々木ひとみ(茨城県)

「家」佐々木ひとみ(茨城県)

「湯沸かし機関車の発車だよ。」永野宏三(福岡県)

「湯沸かし機関車の発車だよ。」永野宏三(福岡県)

「夢にみた海」西ノ宮翼(東京都)

「夢にみた海」西ノ宮翼(東京都)

「雨の散歩道」佐藤好子(群馬県)

「雨の散歩道」佐藤好子(群馬県)

「おにのえんそく」マスダカルシ(静岡県)

「おにのえんそく」マスダカルシ(静岡県)

「僕らは宇宙船クルー」照井弘美(岩手県)

「僕らは宇宙船クルー」照井弘美(岩手県)

「水滴のゆくえ」近藤薫(新潟県新潟市)

「水滴のゆくえ」近藤薫(新潟県新潟市)

「収穫祭(餅つき)」當麻田鶴子(新潟県新潟市)

「収穫祭(餅つき)」當麻田鶴子(新潟県新潟市)

「日だまりの家」田中伸介(千葉県)

「日だまりの家」田中伸介(千葉県)

「わたしたちがいる がんばれ子供達」小久保洋子(東京都)

「わたしたちがいる がんばれ子供達」小久保洋子(東京都)

「粗茶でもどうぞ。ようこそ、ひな祭りへ。」松浦充人(三重県)

「粗茶でもどうぞ。ようこそ、ひな祭りへ。」松浦充人(三重県)

「想」三上栄治(香川県)

「想」三上栄治(香川県)

「早く帰っておいで!」杉江正行(京都府)

「早く帰っておいで!」杉江正行(京都府)

「森のいきものたちのかくれんぼ」山本美音(神奈川県)

「森のいきものたちのかくれんぼ」山本美音(神奈川県)

「もののけたちのお祭り」長谷川直也(神奈川県)

「もののけたちのお祭り」長谷川直也(神奈川県)

「愛しき童」川西加奈子(香川県)

「愛しき童」川西加奈子(香川県)

「さんたさん」塩見アイ子(北海道)

「さんたさん」塩見アイ子(北海道)

「迷い子のうさぎとお月さまのさんぽ」工藤明日香(熊本県)

「迷い子のうさぎとお月さまのさんぽ」工藤明日香(熊本県)

「犬脱走~イミテーションロードにて~」高木翔(熊本県)

「犬脱走~イミテーションロードにて~」高木翔(熊本県)

「佐義長」久保田園江(神奈川県)

「佐義長」久保田園江(神奈川県) ※類似文字で表記する場合がございます。ご了承ください。

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〒949-6102
新潟県南魚沼郡湯沢町大字神立1580番地
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