第25回越後湯沢全国童画展入賞・入選作品

更新日:2021年05月27日

第25回越後湯沢全国童画展入賞・入選作品(令和2年度)

  • 応募総数284点
  • 大賞1点、最優秀賞1点、優秀賞1点、奨励賞3点、佳作5点、入選 40点 計51点

川上四郎記念大賞

saiUP

川上四郎記念大賞「嵐が過ぎたなら光を見つけに行こう」藤井節(佐賀県)

最優秀賞・優秀賞

最優秀賞「タイムカプセル」内山泰介

最優秀賞「タイムカプセル」内山泰介(新潟県三条市)

優秀賞「み~んな あつまれ!」北口久人

優秀賞「み~んな あつまれ!」北口久人(大阪府)

審査員選評

豊口 恊(長岡造形大学前理事長)

時は流れ、人は去り、時代は大きく動いている。
この1年地球全体が大きな問題を抱えてきた。
人々が何を求めているのかわからなくなってきた混乱の時代。
その社会の抑圧にどう耐えて明るい希望に満ちた明日を迎えるのか。そのかぎは人と人との豊かなコミュニケーションに他ならない。多くの作品を通して作品を創りあげた応募者の人達の願望と願いが込められたものが多かった。
中でも大賞の作品は自分の人生を通して得られた人間としての人生観を作品に込めて描き新しく訪れる明日の地球社会への祈りが・・・。
最優秀賞の作品はタイムカプセルに人生の流れを例え、明日の子どもたちへの夢を託していてすばらしい。
優秀賞は明るい社会、総合的なコミュニケーションの世界。地球上のすべての生き物たちが夢と希望とでつながって創り上げる明日への期待が画面全体にあふれていてたのしい作品となっている。
今年は全体を通して社会派的発想が多かったように思えた。
願望に対し信念と確信の大切さを訴えていて、童画展を通して社会へのメッセージが力強く感じられた。

田村 実(元福音館書店絵本編集長)

大変な時代に遭遇している。パンデミックだけでなく環境破壊、地球温暖化、異常気象による未曾有の災害。審査会は延期され、ちょうど東北大震災から10年目の前日。
このような時代にこそ、地に足を着けて自らの内なるイメージを形にしてみせることが、表現者の使命であり、特権でもあろう。そこに「童画」という特別なジャンルの意味が、そして大きな可能性があると思う。その意味で、今回、どのような作品に出会えるか、楽しみであった。
自らの心の奥を見つめ、そこから光を見出そうとするような作品が多く見られたのは、うれしいことであった。
大賞は画面から平安を願う気持ちが溢れ出てくるような作品である。ここには見る者の心に響く物語性がある。いつまでも見ていたい作品。
最優秀賞、優秀賞の作品もともに伝えたいメッセージと、画面構成がうまく合っていて心をひかれた。喜びや楽しさがストレートに伝わってくる。
自粛生活で家に籠って、自らと向かい合ってこつこつと制作を続けてこられた応募者の方々に敬意を表し、今回もたくさんの素晴らしい作品に出会えたことに心から感謝したい。

奨励賞

「やさしさのありか」山本いつこ

「やさしさのありか」山本いつこ(千葉県)

「世界樹」池田和子

「世界樹」池田和子(東京都)

「雪の向こうに」ふじおかみゆき

「雪の向こうに」ふじおかみゆき(東京都)

佳作

「大えのきに見守られて」河野綾子

「大えのきに見守られて」河野綾子(埼玉県)

「夢」松本みさこ

「夢」松本みさこ(岐阜県)

「記念写真」水澤文江

「記念写真」水澤文江(新潟県南魚沼市)

「コロナが去ったら、とびまわろう!!」小久保洋子

「コロナが去ったら、とびまわろう!!」小久保洋子(東京都)

「夢想乱欒」倉羽博之

「夢想乱欒」倉羽博之(千葉県)

入選

「伝説の森」清水好和

「伝説の森」清水好和(新潟県中魚沼郡)

「それでも私は前へ進む」田中ちはる

「それでも私は前へ進む」田中ちはる(群馬県)

「海を覗ける壁」渡辺敏彦

「海を覗ける壁」渡辺敏彦(富山県)

「仲良しおしゃべり チーチッチー」水落孝子

「仲良しおしゃべり チーチッチー」水落孝子(新潟県十日町市)

「しもばしら」さかきばらみわ

「しもばしら」さかきばらみわ(三重県)

「森の隠れ家」宮沢さとみ

「森の隠れ家」宮沢さとみ(神奈川県)

「雪の日(集団登校)」鳥居雄三

「雪の日(集団登校)」鳥居雄三(京都府)

「Mother Tree」鈴木まいか

「Mother Tree」鈴木まいか(千葉県)

「ア・ソ・ボ」木太裕美

「ア・ソ・ボ」木太裕美(香川県)

「宙船」寺崎廣子

「宙船」寺崎廣子(京都府)

「風の通る街の風景1」児玉泰

「風の通る街の風景1」児玉泰(大阪府)

「星への旅路2」土田匠実

「星への旅路2」土田匠実(神奈川県)

「遊びをせんとや生まれけん」吉川祐子

「遊びをせんとや生まれけん」吉川祐子(和歌山県)

「食べごろ」高橋一彦

「食べごろ」高橋一彦(新潟県小千谷市)

「『サーカスの夜に』」オオニシアヅサ

「サーカスの夜に」オオニシアヅサ(千葉県)

「ぼくはリンゴ大好き」斉藤妃早子

「ぼくはリンゴ大好き」斉藤妃早子(新潟県燕市)

「雪の日でもミミといっしょだとあったかいな」山岡健造

「雪の日でもミミといっしょだとあったかいな」山岡健造(千葉県)

「コロナ禍妄想『Vaccine』」竹下美穂

「コロナ禍妄想『Vaccine』」竹下美穂(千葉県)

「光の先」槇榮子

「光の先」槇榮子(茨城県)

「草が茂る小道を通って」千葉弘太郎

「草が茂る小道を通って」千葉弘太郎(群馬県)

「空洞の空」菅野傳授

「空洞の空」菅野傳授(福島県)

「まあるいまあるい」藤井リベカ

「まあるいまあるい」藤井リベカ(長野県)

「たくさんあそぼう」小笠原百合子

「たくさんあそぼう」小笠原百合子(東京都)

「密かな涙、しずかな微笑み、ぼくらの明日を照らす祈り」くまのひでのぶ

「密かな涙、しずかな微笑み、ぼくらの明日を照らす祈り」くまのひでのぶ(岐阜県)

「妖精の楽園」kiki

「妖精の楽園」kiki(京都府)

「星ふる庭」SUGAKO

「星ふる庭」SUGAKO(京都府)

「お家はどこだ、コロナに気をつけて」山北敏比幸

「お家はどこだ、コロナに気をつけて」山北敏比幸(三重県)

「紙芝居」川井眞理子

「紙芝居」川井眞理子(神奈川県)

「風花」百名由希子

「風花」百名由希子(神奈川県)

「ヒカリ」片蛍

「ヒカリ」片蛍(埼玉県)

「いのちのことばを聞く」松倉朝子

「いのちのことばを聞く」松倉朝子(富山県)

「森の友達・・・?」畠山結花

「森の友達・・・?」畠山結花(宮城県)

「ハムちゃん」小泉ヤスエ

「ハムちゃん」小泉ヤスエ(香川県)

「めでたや、愛し子」緒方智奈美

「めでたや、愛し子」緒方智奈美(宮崎県)

「シンホニー和」杉山輝之(千葉県)

「御来光を飲みこんだキリン」池上武男

「御来光を飲みこんだキリン」池上武男(長野県)

「モノクロームな世界」鶴見正行

「モノクロームな世界」鶴見正行(栃木県)

「朝の光」井田千早

「朝の光」井田千早(神奈川県)

「私が絵を描くきっかけになったのは・・・」道下れい子

「私が絵を描くきっかけになったのは・・・」道下れい子(埼玉県)

「人間花火とその仲間たち(1)」すぎもと和

「人間花火とその仲間たち(1)」すぎもと和(愛知県)

※タイトル、氏名等を類似文字で表示している場合がありますので、ご了承ください。
※入賞・入選者の敬称は省略させていただきます。

関連リンク

第25回越後湯沢全国童画展入賞入選者一覧

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