平成26年10月17日更新 認知症支援SOS探索模擬訓練
10月17日、湯沢町神立地区で「認知症支援SOS探索模擬訓練」が行われ、町民、警察、福祉関係者、行政など約40人が参加しました。訓練は、認知症が疑われる75歳の男性が行方不明となり、家族が町内会長に相談するという設定。連絡を受けた関係機関が実際に歩き回る徘徊役の人を探し出す本格的なものです。
この訓練は認知症になっても安心して外出できる町づくりを目指しています。しかし現状は「危ないから外に出さないようにした」「施設に入れる」など認知症の人を住み慣れた地域から切り離す動きがあります。
本来は安心して外出できることが大事で、「危ないから外出させない」ということは、認知症の人にとって想像以上に心身のダメージが大きく症状を悪化させることにつながります。認知症の人が地域で見守られれば、また普段から声をかけてくれる人が増えれば、外出した際に遠くまで行きすぎず行方不明を食い止められる可能性が高まります。
今回の訓練の大事な目的の一つに大規模啓発があります。認知症の理解を地域に広めるため、周知班を編成し住民にチラシを配りながら周知活動を行いました。また、探索班は徘徊役を捜しつつ危険個所をチェック。地域の人でないとわからない場所や生活について知る機会となるとともに、地域を知る住民の力が本当に重要だということが共有された機会となりました。
役割分担を決め探索班を編成
危険箇所を確認しながら探します
無事徘徊役を発見しました
参加者からは様々な意見が
以前の「ゆざわ便り」はこちらからご覧いただけます。
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更新日:2020年02月28日