このページの先頭ですサイトメニューここから

サイトメニューここまで


本文ここから

注意する。叱る。教える。躾る(仕付ける)。

更新日:2014年10月1日

平成15年度 湯沢小学校長 野澤憲之輔
 注意する。叱る。教える。躾る(仕付ける)。
 ほんの十数年の間に世の中で失われてきた大事な教育力である。こうした教育力は、ややもすれば学校ですら減退傾向にあることを反省する。
 毎朝繰り返される出勤車中の風景である。
 大半が高校生であるせいか、実に様々な光景を目にする。読書をする姿は皆無だが、試験当日は流石にノートや教科書を開く学生らしさを見ることができて微笑ましい。
 上り車中には「山んば姿」は珍しい。併せて、同席する他人の目も憚らず手鏡とにらめっこの驚くべき集中力を見せる姿も少なくなった。そのかわり、大声で喋りまくるグループや弁当を広げて朝から宴会もどきの女学生たちに、ひたすら無関心を装う大人たちの姿が哀れである。
 座席を荷物と自分で独り占めし、また足を投げ出したままの姿も目立つ。そのくせ、何となく周囲が気になるのか居心地が悪そうである。
 ある朝、思い切って注意した。
「学生さん、ここは皆の場所だよね。静かに読書する人もあれば、考え事をする人、体調の悪い人もいるかもしれんのだから、声を少し小さくしてお話してくれませんか。」
「あっ、そうなんですか。すみません。」
 即座に騒音が囁き声に変わったのである。
 注意の仕方によってはきいてくれるのではないか。何を恐れていたのかと不思議に思えたものである。
 学校は教科書での勉強ばかりに偏ってしまって、生活に学ぶ人間教育を失っている。生活と結びつけない学習は、学習ではない。学力向上の一元的論調に流されて、時代を超え地域を超えて、人間の人間たる本質を保ち拓いていく教育を見失わぬようにしなければならない。
 人間の本質とは何であろうか。それは、他者を思いやるという力を持っていることである。総ての方法や結果がこの一点に帰する限り、私たち周りの過ちは減少するだろう。

お問合わせ

湯沢町役場  子育て教育部
〒949-6192 新潟県南魚沼郡湯沢町大字神立300番地
電話:025-784-2211
FAX:025-784-3583

本文ここまで


以下フッターです。

湯沢町役場

〒949-6192 新潟県南魚沼郡湯沢町大字神立300番地 代表電話番号:025-784-3451 FAX:025-784-1818
開庁時間 月曜日から金曜日(祝日、年末年始を除く)8時30分から17時15分
フッターここまで
このページのトップに戻る